KC入賞者にインタビューする企画、第4弾はプノキオさんです!
今回のKCはセプスロが猛威を奮ったことはみなさんの印象に残ったことと思います。
セプスロが流行ったのは後半でしたが、初日からセプスロを使用し、セプスロを熟知しているプノキオさんにその使い方を聞きたいと思いお声掛けしました。
プノキオ
twitter:https://twitter.com/punokiyo
もくじ
構築と結果
使用デッキ




結果
最終DP:74592
順位:14位
310勝 / 546戦
勝率:56%
【セプスロデスペ】を使用した理由
先攻の《伝説の預言者マーリン》入りの【聖騎士】を捲りたかったからです。
また、セプスロによる爆アドにより《因果切断》のコストを安定して捻出できるため、あらゆるテーマと戦えると思い使用しました。
【セプスロデスペ】の有利テーマ・不利テーマ
有利
【デスペラード】【剛鬼】【領域海皇】【サイバー・ドラゴン】
五分
【オノマト】
不利
【サンダー・ドラゴン】【青眼】
プノキオ
セプスロ型にした理由
KCでは爆発力と上振れでDPを盛りまくることが必要だと考えています。
通常の【デスペラード】は《カップ・オブ・エース》を2回使った場合であっても先攻の【聖騎士】を捲れず、爆発力に欠けると感じていました。
【聖騎士】の先攻《伝説の預言者マーリン》入りすら捲れるデッキを模索した結果、セプスロを使用することを決意しました。
セプスロ型のメリット・デメリット
強み
セプスロが揃ったときの桁違いの爆発力です。
【聖騎士】の《伝説の預言者マーリン》入りすら捲れます 。
よって、あらゆるデッキに勝てると思っていました。
弱み
セプスロが揃わなかった場合、召喚権を《光天使セプター》等に使用しただけで展開が終わってしまうことです。
プノキオ
各カードの採用理由
デスペのピン刺し
★8 闇 機械族 2800 / 2200
①:自分フィールドの機械族・闇属性モンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②:1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。コイントスを3回行う。表が出た数までフィールドの表側表示モンスターを選んで破壊する。3回とも表だった場合、さらに自分はデッキから1枚ドローする。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
③:このカードが墓地へ送られた場合に発動できる。コイントスを行う効果を持つレベル7以下のモンスター1体をデッキから手札に加える。
《因果切断》のコストのために採用しました。
《ツインバレル・ドラゴン》が破壊される以外に《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》を特殊召喚する手段が無く、その確率は極めて低いためピン刺しに留めています。
コイントスカード
それぞれに役割があります。
《ツインバレル・ドラゴン》は《深淵に潜む者》や《セレンの呪眼》等、厄介なカードを破壊するために必要でした。
《一撃必殺侍》は《月の書》を引けていない【サイバー・ドラゴン】相手に優位にを取れるほか、ミラーにおいてもかなり有用なカードのため採用しています。
《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》はワンキルを防げるだけでなく、《海皇の狙撃兵》から追撃をしのげることも有用でした。
プノキオ
《波紋のバリア-ウェーブ・フォース-》
《波紋のバリア-ウェーブ・フォース-》
通常罠
①:相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て持ち主のデッキに戻す。
当然、セプスロが揃わない時もあります。
その際に《波紋のバリア -ウェーブ・フォース-》が活きました。
「デスペでウェブフォを警戒する」という思考を持った方がほとんどいないからです。
プノキオ
★4×2のエクシーズモンスター
《恐牙狼ダイヤウルフ》は《セレンの呪眼》を割るために採用したほか、《No.70 デッドリー・シン》はキルを取りやすくするために入れています。
《イビリチュア・メロウガイスト》は【サンダー・ドラゴン】の《孤高除獣》をデッキに戻したいため入れていましたが、この枠は変えてもいいと思います。
セプスロの使い方


《光天使セプター》
光 ★4 天使族 1800 / 400
①:このカードが召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。デッキから「光天使セプター」以外の「光天使」モンスター1体を手札に加える。
②:フィールドのこのカードを含むモンスター3体以上を素材としてX召喚したモンスターは以下の効果を得る。
●このX召喚に成功した時、このカード以外のフィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊し、自分はデッキから1枚ドローできる。
《光天使スローネ》
このカードをX召喚の素材とする場合、モンスター3体以上を素材としたX召喚にしか使用できない。
①:自分が「光天使」モンスターの召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚し、自分はデッキから1枚ドローする。
そのドローしたカードが「光天使」モンスターだった場合、そのモンスターを特殊召喚できる。
先攻セプスロのエクシーズ先
闇 ☆4 ドラゴン族 エクシーズ 2750 / 1950
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、以下の効果から1つを選択して発動できる。
以下の効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限りそれぞれ1度しか選択できない。
●相手フィールド上に存在するカード1枚を選択して持ち主の手札に戻す。
●相手の手札をランダムに1枚選んで墓地へ送る。
●相手の墓地に存在するカード1枚を選択してゲームから除外する。
ほぼ《ヴェルズ・ウロボロス》です。
ただし、罠が一枚も引けてない時は《No.10 白輝士イルミネーター》を出して引きに行きました。《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》を捨てて《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》をサーチできるのもメリットです。
巨大決戦の【呪眼】対面で罠が引けていない時は《ブリキの大公》で凌ぐ場面もありました。
プノキオ
先攻セプスロでエクシーズはするべき?
相手に合わせて判断していました。
【デスペラード】やバランスが見えた時のほか、《アルカナフォースⅩⅣ-TEMPERANCE》を引いていれば
巨大決戦の【呪眼】相手の場合も先攻エクシーズはしませんでしたが、【領域海皇】【サイバー・ドラゴン】【オノマト】【サンダー・ドラゴン】相手の場合は先攻で《ヴェルズ・ウロボロス》でハンデスします。
妨害札が見えていてもセプスロは狙う
相手の妨害札がある場合でもセプスロは必ずといっていいほど狙いに行きました。
ドローによってこちらも罠を引く確率が上がるため、セプスロの有無で爆発力に大きく差が出てくるからです。
スローネしか引いていない時の動き方
《光天使スローネ》を1枚だけ引いている場合、《光天使スローネ》を因果のコストすることはほぼありません。
トップで《光天使セプター》か《カップ・オブ・エース》を引く確率に賭けて、他の手札をコストにしてました。
《光天使スローネ》をコストにしてしまうとそのあとの展開が全くできなくなり、それが直接負けに繋がってしまうからです。
プノキオ
《ダブルマジック・アームバインド》に気づいたきっかけと使い方
《ダブルマジック・アームバインド》
通常罠
①:自分フィールドのモンスター2体をリリースし、相手フィールドの表側表示モンスター2体を対象として発動できる。
その表側表示モンスター2体のコントロールを自分エンドフェイズまで得る。
【聖騎士】のマーリン入りを仮想敵とした場合、相手は必ずと行っていいほど初手2体展開からスタートし、3ターン目には《聖騎士の導く未来》の墓地効果から安定して3体展開が可能です。
これを捲ることを考えていたときに、「2体パクっちゃえばほぼ勝ちじゃん」と思ったのがこのカードを使用したきっかけでした。
セプスロは妨害を受けても2体のモンスターを展開できるほか、スローネスローネでも2体展開が可能なため、相性も抜群です。
最初は【聖騎士】相手しか考えていなかったものの、今回のKCでは【呪眼】【トラミッド】等それ以外の上位テーマにも刺さっていたため非常に良い選択だったと思っています。
パクった後のことを考えて《神聖騎士王アルトリウス》《神聖騎士王コルネウス》《No.47 ナイトメア・シャーク》を採用していました。
なにより、KCにおいて初見殺しは非常に重要です。
セプスロが揃わないと使用できない上振れカードではあるものの、採用してよかったと思っています。
プノキオ
実際のリプレイ
vsトラミッド
プノキオ
vs決戦呪眼
プノキオ
ランク戦も大切
くじかえる
自分は確かにチームにも入っていないですし、情報共有をする人もごく僅かです。当然情報共有はあるに越したことはありません。
ですが、それでも幸いなことにここ最近のKCでは常に金アイコン争いに絡むことができています。
この要因はランク戦にあると考えています。実際、毎回KC前はランク戦をずっとやっていました。
ランク戦は調整できる場でありながら、知らないコンボを発見したり、弱いと思っていたカードが実は環境に合っていることに気づけたりと、多くの新たな発見があります。
ですから、KCで結果を残すためにはランク戦をやり続けるのも一つの手だと思っています。
プノキオ
さいごに
プノキオ