KC入賞者にインタビューする企画、第3弾はCooperさんです。
今回のKCTOP100で唯一のウィッチクラフトによる入賞、しかもエクシーズ型という未知の構築ということで、強く興味を引かれたのでインタビューをお願いしました!
Cooper
twitter:https://twitter.com/n_w0917_sin
Web:Duel Links Theory
もくじ
構築と結果
使用デッキ


結果
最終DP:77925
順位:9位
288勝 / 379戦
勝率:60%
【ウィッチクラフト】を使用した理由
完璧に使いこなせるデッキがこれしかなかったからです。
【ウィッチクラフト】以外に【炎王】【トラミッド】【デスペ】を考えましたが、雑多な環境で不利対面が少なく、自分の練度、【聖騎士】偽装(=初見殺し)出来る事から【ウィッチクラフト】1本に絞りました。
【ウィッチクラフト】の有利テーマ・不利テーマ
有利
【オノマト】【サイバー・ドラゴン】【炎王】【霊獣】
微有利
【サンダー・ドラゴン】【セプスロ堕天使】
五分
【聖騎士】【デスペ】【剛鬼】【トラミッド】【青眼】
不利
【海皇】【BF】
【ウィッチクラフト】の構築
エクシーズ軸のメリット
今までの【ウィッチクラフト】の課題は以下の2点だと考えていました。
- 《ウィッチクラフト・マスターヴェール》を2体並べた膠着状態
- 相手の盤面を触るカードがシンクロ、不純物頼りになる
これをテーマ内の動きだけで出すことができるエクシーズで補えるようになったのがエクシーズ軸の最大のメリットです。
エクシーズ軸により広がった勝ち筋


《ウィッチクラフト・マスターヴェール》
光 ★8 魔法使い族 1000 / 2800
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の魔法使い族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。手札からカード名が異なる魔法カードを任意の数だけ相手に見せ、その自分のモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで、見せた数×1000アップする。
②:手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
《聖刻神龍-エネアード》
光 ☆8 ドラゴン族 エクシーズ 3000 / 2400
レベル8モンスター×2
①:1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを任意の数だけリリースし、その数だけフィールドのカードを選んで破壊する。
勝ち筋が今までの《ウィッチクラフト・マスターヴェール》 + 《ウィッチクラフト・コラボレーション》から大幅に増えました。
以下はその例です。
- 《聖刻神龍-エネアード》 + 《ウィッチクラフト・マスターヴェール》
- 《希望皇ホープレイ》
- 《No.70 デッドリー・シン》 + 《ウィッチクラフト・シュミッタ》
これらをテーマ内の動きだけで完結できるようになりました。
中でも《ウィッチクラフト・マスターヴェール》を2体並べた強固な守りから一気に《聖刻神龍-エネアード》という攻めに転じられるようになったことは特に大きいです。
援軍型シンクロ軸でない理由とモンスターの採用理由


《ウィッチクラフト・エーデル》
闇 ★5 魔法使い族 2000 / 2300
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。手札から「ウィッチクラフト・エーデル」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
②:このカードをリリースし、自分の墓地の「ウィッチクラフト・エーデル」以外の魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
《ウィッチクラフト・ジェニー》
風 ★1 魔法使い族 300 / 500
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースし、手札から魔法カード1枚を捨てて発動できる。デッキから「ウィッチクラフト・ジェニー」以外の「ウィッチクラフト」モンスター1体を特殊召喚する。
②:自分の墓地からこのカードと「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を除外して発動できる。この効果は、その魔法カード発動時の効果と同じになる。
シンクロ軸で役割の大きかった《ウィッチクラフト・エーデル》はエクシーズ軸においてはただの事故要因となっているので採用を見送りました。
《ウィッチクラフト・ジェニー》は序盤2枚で走っていましたが、初動・テーマ内の動きを最大化させるべく終盤に3枚目を投入しました。
エクシーズ軸のアドの稼ぎ方
《ウィッチクラフト・パトローナス》
永続罠
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、魔法使い族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをデッキに戻し、デッキから「ウィッチクラフト」魔法カード1枚を手札に加える。
②:墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の「ウィッチクラフト」魔法カードを任意の数だけ対象として発動できる(同名カードは1枚まで)。そのカードを手札に加える。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
《ウィッチクラフト・パトローナス》でモンスターのリソースを回復させつつ、手札にWC魔法を貯め続けてデッキを回していくイメージです。
墓地肥やしによるアドがメインではないので、《ヴォルカニック・ウォール》と《針虫の巣窟》の2枚は上振れのために入れていました。
キーカードはサボタージュ
《ウィッチクラフト・サボタージュ》(リミット2)
通常罠
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の墓地の「ウィッチクラフト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。
②:このカードが墓地に存在し、自分フィールドに「ウィッチクラフト」モンスターが存在する場合、自分エンドフェイズに発動できる。このカードを手札に加える。
サボタージュが回す上でのキーカードです。
《光の援軍》を抜いた事で従来の構築である《ウィッチクラフト・エーデル》《ライトロード・メイデン・ミネルバ》《光の援軍》の3枚を《ウィッチクラフト・サボタージュ》の2枚目に変えられました。
これがデッキ内のカードを2枚減らすことにつながったため安定して動く確率を上げることにも繋がっています。
《死者への供物》の採用理由
《死者への供物》
速攻魔法
①:フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターを破壊する。次の自分ドローフェイズをスキップする。
環境的に《フォトン・ストリーク・バウンサー》や《深淵に潜む者》など、後攻取ってしまうと厄介な相手が多かったため《死者への供物》を採用しました。
思いのほか使い勝手がよく、各対面で腐る場面が少なかったです。
【ウィッチクラフト】リプレイ集
くじかえる
エクシーズWCの基本的なデッキの回し方 + エネアードによる4枚破壊が決まった試合
https://duellinks.konami.net/att/05346d59ccb7b9b62a5cdb95d253f4f7f3e1072d7b
デモンストレーションを駆使してバウンサーを超える
https://duellinks.konami.net/att/05d63f23dd5727a7571d33796fba7b38c170d67f2e
1ターンでエネアードを連続で出し、相手の盤面を崩す事が出来た試合
https://duellinks.konami.net/att/042bd39207f6c3ee96add67beb48d9f5c061020e34
先攻セプスロをトップコズミックで捲った試合
https://duellinks.konami.net/att/0082a0aaf643f32d6006354c5850dd8043f74f44af
今回のKCで初めてダイヤウルフを出した試合
https://duellinks.konami.net/att/0138099fe14810cc63bd2621d4f276f9ff25518525
Cooper
さいごに
Cooper